・・・・・・・っということで、ある日本人選手の調子が悪い。
一時は彼がタイトルを取るのは確実と思われていたが、今日も足踏み。
あっという間に追い抜かれ、トップと徐々に差を広げられている。
彼のその競技における才能はピカイチである。
不世出の天才と言ってイイだろう。
しかし、彼はその「素質だけで」勝負しているような気がしてならない。
何を言っているかというと、頭で考えるのが苦手のようなのである。
・・・あぁ〜あ、言っちゃった。(;^_^A
調子がいい時は勢いがある。
しかし、調子が悪くなったら頭で原因を考えなければならない。
どうも、彼はそれが苦手のようだ。
悩み抜きつつ、まるで天の声を待っているようだ。
天才とはそういう宿命を背負っているのかもしれない。
なぜなら、天才にアドバイスできる指導者がいないのだ。
・・・・・・・
今日こそ大きな活躍をと期待してチャンネルを合わせる。
そして、裏切られる。
技術的なことはさっぱり分からないジジイだが、若い彼へのアドバイスはこうだ。
大きなものばかりを狙うな。
小さな成果を積み重ねたその延長線上に、大きな成果があるのだ。
大きなものを狙ったついでに、小さな成果が生じるのではない。
その逆なのだ・・・と。