・・・・・・・っということで、断るまでもなくあくまでフィクションです。
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ニューヨーク港の港湾局員が、入港していたコンテナ船の屋根が自動的に開き、多数のドローンがニューヨークの街に向かって飛び去っていくのを目撃した。
ちょうど同じ時間、ワシントンD.C.沖を北東に向かって航行中のコンテナ船からも多数のドローンが飛び立っていった。
数十分後、ニューヨークの市民は20年前と同じ光景を見ることとなった。
ワシントンでは前回の同時テロでは一部しか破壊できなかったペンタゴンは5方向から同時に攻撃され、完全に破壊された。
そして、ホワイトハウスは無惨に黒焦げに焼け爛れていた。
ちょうど大統領が専用ヘリコプターで到着してまもなくの攻撃であった。
後から判明したことでは、攻撃に使用されたドローンの数は約300機であった。
そのうち何機かは故障して墜落して回収前に自爆したが、ファランクス防衛システムによって撃墜されたのはわずか10機であった。
唯一自爆せずに回収できた機体を調べると、中国製の既製品を改造して、5kgのTNT爆弾が搭載されていた。
定価は60万円程度。
あらかじめ飛行経路がセットしてあり、外部からの操縦なしの自律飛行型であった。
アメリカ政府は直ちに全国に戒厳令を発し、GPSの電波を遮断したが、それをあざ笑うかのように西海岸のシアトル港、ロスアンゼルス港に入港していたコンテナ船からのドローンによる攻撃が成功した。
1回の攻撃に使用されたTNT爆薬は合計約1500kgで、破壊力は十分であった。
(ちなみに60cmのコンクリート壁に穴を開けるのに必要なのは8kg。)
コンテナ一本に20機のドローンが仕込まれていて、荷主はコンテナの上積み不可の最上段の積み込みを指定していた。
コンテナの屋根は目的地で自動的に開く仕掛けがしてあったからである。
一回の攻撃に使用されたドローンが60万円/機だったっとして、かかった費用は300機で3億円を少しオーバーする程度であった。
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これだけ大掛かりな作戦ですから、攻撃した組織は簡単に突き止められると思いますが、世界はどうやって防ぐことができるでしょうか。
少なくとも、コンテナの出荷前X線検査は必須になるでしょうね。
これ以上の想像できる最悪の事態は、テロリストが核爆弾を手に入れることです。
運搬手段は限られると思いますが、テロの問題は人類にとっての最大の脅威となるはずです。

