・・・・・・・っということで、(その2)の続きです。
「そもそも、日本の責任者には作戦遂行能力がないのです。」と前回書きました。
オリンピックの話です。
正直なところ、開会式はお世辞にも上等ではありませんでした。
しかし、パーツパーツを見てみると、現場に携わった人たちや、出演者たちの努力がどれほどのものであったのか、よく分かります。
日本はいつもこうなのです。
前回は太平洋戦争を例に出しましたが、最前線で働く日本人は優秀で、努力家で、責任感が強いのです。
皮肉なことに、こういう国民だからこそ、指導者を甘やかしてしまっているのです。
上層部が無能でも、平均レベル以上の仕事をしてしまうのです。
今回のオリンピックには、顕著にそれが現れました。
・・・・・・・
(その1)で書いた根底にある問題とはズバリこれなのです。
日本人は、指導者の育成を疎かにしてきた。
そのツケが溜まりに溜まって、今回のオリンピックで噴出したとぼくは見ています。
日本人は、このことをよほど真剣に考えなければなりません。
菅総理が良い例です。
彼は、官房長官として指導者を補佐する仕事では大いに能力を発揮しtました。
ところが、指導者になった途端、彼の輝きは失われてしまいました。
こういう事例が日本にはゴロゴロ転がっています。
どうすれば良いかもうお分かりでしょう。
指導者を育成するには教育しかないのです。
皮肉なことに、指導者を育成する最も適した手段は軍隊です。
・・・このことを書き出すと、また長くなるので、今回のシリーズは3回に止めておきます。