・・・・・・・っということで、立花隆氏が亡くなったそうですね。
ぼくにとって立花隆とは、田中角栄を葬った人物としてしか記憶にありません。
その彼が、「知の巨人」と称されていたとは、全くの意外です。
確かに本は沢山読んでいたようです。
知の巨人と呼ばれるからには、必須条件はクリアしていますね。
だが、そんな大それた称号を獲たからには、読書家だけでは不十分でしょう。
そこで、思い付く限り知の巨人を挙げてみました。
ジャック・アタリ?
エマニュエル・トッド?
ノーム・チョムスキー?
マイケル・サンデル?
ドナルド・キーン?
ピーター・ファーディナンド・ドラッカー?
全てに「?」が付いています。
この?の中にあってさえ、立花隆は「??????」ではないでしょうか?
ひょっとして、立花隆氏が自ら知の巨人と名乗ったのではないかと、正直なところぼくは疑ってしまうのです。
はっきり言って、役不足であります。
まあ、故人を悪くは言いたくないけど。
・・・・・・・
そもそも「知の巨人」の定義とは何か?・・・でしょう。
そんなもの、ありはしません。
英語だと、「giant of knowledge」となるのでしょうが、ぼくの調べた限りそんな英語は見当たりません。
日本だけの表現と思うのですが、誰か知っています?
(そんなことは絶対にありませんが)もし、ぼくが知の巨人と言われたら、断りますね。
知の巨人がいるとしたら、絶対断るのが知の巨人だからです。
知識ばかりでなく、人間として持つべき「謙虚さ」が読書家以上に必須の条件であるはずだからです。
立花隆氏が謙虚な人物でしたか?^m^
日本人で知の巨人と呼ばれる資格のある人物は、南方熊楠を置いて他に知りません。
以上が、立花隆氏の肩書きに「知の巨人」が付くのに抵抗を感じる理由であります。