映画【ある殺し屋 killer frank】 | so what(だから何なんだ)

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暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、積極的にオススメしませんが、見て損したという映画ではありません。(^^ゞ



話があちこち行きますが、その都度許に本筋に戻ってきます。


カット割りに拘る監督ですね。


表現したいのは70年代のアメリカの裏社会。


年老いた殺し屋が主人公。


少年院で育って、院長に徹底的に虐待された過去を持つ。


その院長がフラッシュバックのように現れて、彼の非情さの原因を作ったことが分かる。


この院長を演じるトム・サイズモアがいい。


いつも兵隊役だけど、きちんと演技ができることを見せつけてくれます。


ギャングのボスも、手下もそつない演技で破綻がありません。


教育がないはずだけれど、タイプライターは巧みに打つことが出来る。


ほんとうは殺し屋などせずに、小説家の才能を発揮させたかったのだ。


そこに、カルチャースクールで知り合った(おデブな)女性と知り合い、不器用な愛が始まる・・・


そこから先は想像通り、復讐に燃える彼は超人的な殺しの才能を発揮して、バッタバッタと殺しまくる。


・・・ただそれだけ。(^^)/


撮影当時は60歳だった主人公には、ちょっと動きにキレがなく現実味が欠けるけど、70年代の雰囲気を楽しむと割りきれば、それなりの映画と言えるでしょう。


これを現代に置き換えたら、もっと殺伐とした映画になるでしょう。


まあ、そこが監督の狙い目なんですが。


★★★★☆