・・・・・・・っということで、トム・ハンクスが駆逐艦艦長を演じて、Uボートと闘う映画です。
本来は映画館で上映するはずだったのに、covid-19のお陰でネット配信になったと聞いています。
YouTubeで予告編を何度も見たので、もう見たと勘違いするくらいです。(^^ゞ
これまでのUボートの映画は名画が多いですが、潜水艦と駆逐艦の双方を描いていたと記憶します。
しかし、この作品は駆逐艦側からの視点のみで、潜水艦側からの描写は一切ありません。
その分、敵は何を考えているか分からないという不気味さを際立たせようとしています。
CG技術も進化したものです。
嵐の北大西洋を全てCGで描いています。
トム・ハンクスはブルースクリーンの前で熱演するだけです。
太平洋を船で渡った身からすれば、ハンクスから本職の船乗りの雰囲気が感じられません。
婚約者(?)や、部下との人間関係も多少は描かれていますが、あくまでこの映画の主役は「音声(セリフ)」です。
艦長の短く明確な指示。
それに対する復唱。
殆どが軍事用語のやり取りで構成されています。
言い間違い、聞き間違いが緊迫した場面では命取りになります。
その緊張感が全てです。
潜水艦が浮上して、駆逐艦と砲撃戦を挑んだり、無線で挑発するなど絶対にあり得ない設定には興味が削がれます。
艦長自身の掘り下げも浅いです。
敵の狡猾さは描けていても、レスペクトは皆無です。
全編CGでここまで描けるものだと感心しますが、やはり海の香りが感じられません。
ドンパチを楽しむ向きにはオススメです。
★★★★☆