・・・・・・・っということで、拾い物の映画。これは面白いです。
これまで透明人間の映画は数知れず作られてきたので、もうネタ切れと思ったら、あっと驚くアイデアが出てきました。
CGが発達しているので、そちらに走り勝ちですが、この映画は透明人間は文字通り見えないわけで、だったら見えないままに映画を撮ろうと、逆転の発想をしたのです。
その結果、余計な予算をCGに使わず、アイデアと演技力に全神経を注げたというわけです。
これまでは透明になるために薬を使うのが定番でしたが、本作は実に科学的な手法で透明になるのです。
簡単にいえば、自分の背後の映像を自分の正面に投影すれば体が透けて見えるという原理です。
そのため、映画では沢山のミニチュアカメラとモニターが付いたスーツを用意します。
この辺の説明は省略していますので、理解できない観客もいることでしょう。
ですからファンタジーに流れず、実際にあり得るストーリーとなった分、怖さがリアルになる効果を生んでいます。
残念なのは、主演女優が魅力的でないこと。
お世辞にも美人といえないし、スタイルもたるみぎみなオバサンといったところ。
これだけ低予算でも、ここまで面白い映画ができるという見本のようです。
最後のどんでん返しも見事。
文句なしに★★★★★。