・・・・・・・っということで、ジェンダーギャップで日本は121位という統計(いいがかり?)に疑問を持って前回書きましたが、あまり上手く表現出来ませんでした。
「基本的人権」は日本に限らずどの国の憲法にも書いてあるはずです。
(中国も北朝鮮も(^ω^))
差別は、他人の基本的人権を踏みにじる行為(考え)ですから、モロに憲法違反です。
差別に反対するのは、当然の権利です。
そういう醜い差別感情を問題にするのとは別に、「差別に気づかない」問題をぼくなりに考えてみます。
取り上げるのは女性差別です。
「#MeToo」運動はセクハラが原因で始まった運動ですが、それとは若干違う、歴史的な女性差別です。
日本の121位は女性が社会的に差別されている順位ではなく、「女性差別に鈍感な」順位だと考えれば、その通りかもと思わされませんか?
大阪のオバチャンを例に挙げるまでもなく、日本女性のどこが差別されているちゅうねんねん?・・・と思いませんか?
女性差別の問題は、男性の問題だと思われがちですが、女性をひっくるめた問題であるはずです。
人類が発展してきたのは、農耕をベースにする社会を築き上げてきたからです。
戦争をして、相手の土地を奪ってきたのも事実ですが、歴史を築いてきたのは地味ィ~な活動の積み重ねでした。
そんな社会において、女性は子供を産み育てるばかりでなく、労働力として男女の区別なく働いてきたのです。
それは江戸時代の終わりまで続いてきました。
落語のなかに出てくるかーちゃんは、決して弱くないですよね。
逆に男がかーちゃんに頭が上がらない風に描かれていますよね。
そりゃあ、八っぁんがカミさんを見下した言葉遣いをすることはありますが、決して差別している訳じゃない。
逆に男は女性に持ち上げられて、上手く利用されている。
日本の社会はついこの間まで、そういう男女関係が成り立っていたのです。
歴史というと戦いの連続で、武士や軍人に目を奪われがちですが、社会というのは庶民の価値観で形成されるものであるはずです。
特に日本は江戸時代という平和を持った影響が強い国です。
士農工商という身分制度(=差別)は存在しなかったのです。
でも、穢多(えた)・非人という差別は存在していたんですよ。
ここでは男女差別ですので触れません。
日本では男女差別ではなく、気付かなかったと言いたいのです。
これは、世界的に言えることだと思います。
クレオパトラはカエサルを翻弄したし、ハーレムの女奴隷がスルタンを操っていたのです。
ジェンダーギャップ調査で最下位のサウジアラビアの女性だって、想像するほど自分達は不幸だとは思っていないはずです。(逆かも(^ω^))
みんな気付いていないだけだった。
気付かなくとも社会は問題なかった・・・そうでしょう?
女性差別が問題化したのは明治維新後、世界的には民主主義になってからです。
民主主義=欧米の価値観=キリスト教の価値観でしょう?
ここから先は長くなるので書きません。
それにしても日本は気付くのが遅れている。
先ずは、男性も女性もそれを問題として認識するのが先決です。
