女性差別に鈍感な日本 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ジェンダーギャップで日本は121位という統計(いいがかり?)に疑問を持って前回書きましたが、あまり上手く表現出来ませんでした。 


「基本的人権」は日本に限らずどの国の憲法にも書いてあるはずです。
(中国も北朝鮮も(^ω^))

差別は、他人の基本的人権を踏みにじる行為(考え)ですから、モロに憲法違反です。

差別に反対するのは、当然の権利です。

そういう醜い差別感情を問題にするのとは別に、「差別に気づかない」問題をぼくなりに考えてみます。

取り上げるのは女性差別です。

「#MeToo」運動はセクハラが原因で始まった運動ですが、それとは若干違う、歴史的な女性差別です。

日本の121位は女性が社会的に差別されている順位ではなく、「女性差別に鈍感な」順位だと考えれば、その通りかもと思わされませんか?

大阪のオバチャンを例に挙げるまでもなく、日本女性のどこが差別されているちゅうねんねん?・・・と思いませんか?

女性差別の問題は、男性の問題だと思われがちですが、女性をひっくるめた問題であるはずです。

人類が発展してきたのは、農耕をベースにする社会を築き上げてきたからです。

戦争をして、相手の土地を奪ってきたのも事実ですが、歴史を築いてきたのは地味ィ~な活動の積み重ねでした。

そんな社会において、女性は子供を産み育てるばかりでなく、労働力として男女の区別なく働いてきたのです。

それは江戸時代の終わりまで続いてきました。

落語のなかに出てくるかーちゃんは、決して弱くないですよね。

逆に男がかーちゃんに頭が上がらない風に描かれていますよね。

そりゃあ、八っぁんがカミさんを見下した言葉遣いをすることはありますが、決して差別している訳じゃない。

逆に男は女性に持ち上げられて、上手く利用されている。

日本の社会はついこの間まで、そういう男女関係が成り立っていたのです。

歴史というと戦いの連続で、武士や軍人に目を奪われがちですが、社会というのは庶民の価値観で形成されるものであるはずです。

特に日本は江戸時代という平和を持った影響が強い国です。

士農工商という身分制度(=差別)は存在しなかったのです。

でも、穢多(えた)・非人という差別は存在していたんですよ。

ここでは男女差別ですので触れません。

日本では男女差別ではなく、気付かなかったと言いたいのです。

これは、世界的に言えることだと思います。

クレオパトラはカエサルを翻弄したし、ハーレムの女奴隷がスルタンを操っていたのです。

ジェンダーギャップ調査で最下位のサウジアラビアの女性だって、想像するほど自分達は不幸だとは思っていないはずです。(逆かも(^ω^))

みんな気付いていないだけだった。

気付かなくとも社会は問題なかった・・・そうでしょう?

女性差別が問題化したのは明治維新後、世界的には民主主義になってからです。

民主主義=欧米の価値観=キリスト教の価値観でしょう?

ここから先は長くなるので書きません。

それにしても日本は気付くのが遅れている。

先ずは、男性も女性もそれを問題として認識するのが先決です。