ユーモアのセンス | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、イギリス人の良いところは、ユーモアのセンスがあることです。

特に政治家にとって、これは不可欠の能力とさえ言えます。

政治家は言葉が全てです。

言葉の持つ力を最大限発揮させる能力が求められる訳ですが、その中にはユーモアを操る能力も含まれるべきです。

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河野太郎規制改革相は22日、ワクチン配布の調整役として適任か問われ「令和の『運び屋』と言われるよう頑張る」と答えたそうです。

それに対して、『運び屋』とはナンだ、不謹慎だとバッシングする人がいます。

日本人は【Logistics:兵站=補給運搬】の重要性を理解していません。

日本が太平洋戦争で負けた大きな要因が、このロジスティクスの破綻だったのはよく知られています。

コロナという「有事」にこの重大な使命を負わされた河野大臣は、責任の重さが身に染みているはずです。

とんだものを引き受けさせられたなぁ~というのが、彼の本心でしょう。

でも、やるっきゃない。

そんな自分を自嘲する意味で出てきたのが、「運び屋」でしょう。

日本人政治家のユーモアとしては、合格レベルだと思いますよ。

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もうひとつ、同じユーモアでも「ガースー」はどうでしょう?

普段の固いイメージとの落差を狙ったもので、気持ちは分かります。

ぼくは、皆がバッシングするほど悪くないと思いますよ。

悲しいかな、使い慣れていない。

普段からユーモアのセンスを磨いていないのが、ミエミエなんですね。

これは本人だけの問題じゃありません。

受け取る側の国民も、ユーモアのレベルが相当低いと言わざるを得ませんね。

苦しいときにこそ、ユーモアのセンスが求められるのです。