・・・・・・・っということで、世界が電気自動車(EV)に向かう動きはもう止められそうにありません。
EVの最大の弱点である充電時間の問題も、見て見ぬふりをして見きり発車。
バッテリーは需要が増えれば、あとから技術がついてくるだろうってなもんです。
充電設備は数を増やしゃOKだろうって、ずいぶん乱暴な話じゃないですか。
気の短いぼくは、充電する20分~30分の待ち時間が耐えられない。
そこらじゅうEVだらけになったら、給電口もスペースも順番待ちの問題だって起きてくる。
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どうしてもEVに拘る裏の魂胆があるように見えて仕方がない。
大義名分は「温室ガス削減」だけれど、素直には信じられない。
(その1)でも書いた通り、ガソリン車とEVを比べたら、技術の難しさは圧倒的にEVの方が簡単。
日本は、「モノ作り」に長けているから、ガソリン車の分野で日本車が世界を制するのはアタリマエ。
しかも、ハイブリッド(HV)でもリードしているから、世界は敵わない。
ところがEVは、モノ作りが得意でなくても参入できる。
要するに、EVシフトは日本を追い落とそうとする企みそのものなんです。
EVになっていちばん得をするのが中国です。
世界はHVで満足していればいいものを、温暖化対策の美名のもとに、中国が世界を制覇する片棒を担がされていることに気付かない。
ゼロエミッション(排出ゼロ)なんて、無謀なことを言わざるを得なくなってしまった。
バッテリーもモーターもノウハウと技術力は日本が高いから、性能の良いものが開発されていくでしょう。
中国は開発力もないし、その気もない。
他国が開発したものを無料で利用するだけです。
中国製のEVなど誰が乗るかって?
中国国内には14億人ものマーケットがあるのですよ。
政府の命令があれば、明日からEVに切り替えさせることも可能な国なんです。
数が増えれば値段も下がる。
いくら日本や欧米メーカーが良い車を作ったって、値段が半分なら中国製買いますよ。
だって、性能に大した差がないんですから。
今だってそうじゃないですか。
かくして、中国は世界の自動車市場を支配するのです。
・・・・・・・つづく。