調べてみたら66歳である。
スタントマンなしの体を張ったアクションが持ち前である。
どちらかといえばコミカルなスタイル。
しかし、流石のチェンも同じスタイルを通す訳にはいかなくなる。
イメージチェンジが課題であるが、彼の場合、難しかったと言えるだろう。
本作では、シリアスな役に徹した。
同時に欧米でもウケようと欲を出した。
しかし、イメージの固まった東洋人俳優に、どんな演技の幅が見せられるというのだろう?
観客だって、コミカルに暴れまわるチェンが見たいのだ。
本作でのチェンは、もう気の毒としか言いようがない。
例によって、中国から法外な制作費をぶん取ったに違いない。
ありきたりな展開にも関わらず、ピアース・ブロスナンという大物俳優(?)が重厚な演技を見せつけ、アクションシーンにも金を惜しんでいない。
しかし何たる皮肉、チェンの存在がなくても物語のスジが通ってしまうのだ。
衰えたとはいえ、チェンの動きは素晴らしい。
だが、コミカルになってしまうのが悲しい。
引退でイイと思う。
★☆☆☆☆