・・・・・・・っということで、アゼルバイジャンとアルメニア両国のナゴルノ・カラバフ自治州をめぐる本格的な戦争は、アルメニア側の敗戦で一応幕を閉じた形になっています。
アルメニアと軍事協定を結ぶロシアがどうして助けなかったかという疑問が残ります。
アゼルバイジャンの後ろ楯になっているトルコという宿敵(?)が相手なのにも係わらずです。
両国の経済力を比較してみました。
1)アゼルバイジャン
人口1,000万人
GDP 480億ドル
一人当たりGDP 4,814ドル
2)アルメニア
人口 290万人
GDP 137億米ドル
一人当たりGDP 4,605ドル
(ちなみに日本のGDPは50,800億ドル、一人当たりGDP40,256ドルです。)
こうして比べると、生活水準は同程度に見えますが、「国力」となると、アゼルバイジャンがアルメニアを圧倒しています。
何故か?
それはアゼルバイジャンには油田があるからです。
イスラム教とキリスト国教や、民族の違いがあるとはいえ、元は旧ソ連国内の紛争です。
ロシアがどちらを選択しますか?
軍事協定があるといっても、協定を守らないのがロシアという国の伝統です。
アゼルバイジャンは、ソ連邦を離れてEU側に尻尾を振っている国々とは違い、親ロシアです。
協定のために、わざわざロシア人の血を流すはずがありません。
それよりは油田なのです。
バクー油田は有名でしたが、枯渇寸前だそうです。
その代わり、海外資本によるカスピ海沖の油田掘削が成功して、トルコ経由でパイプラインによる外貨獲得に成功しています。
領土を取った取られたという民族的な感情が動機の戦争でしょうが、結局は経済で片付くのです。
アゼルバイジャンの原油は天然ガスで命脈を保っているようですが、将来的には枯渇すると云われています。
二次三次産業への脱皮を図っているようですが、上手くいかなければ、依然としてこの地域では戦争の火種がくすぶり続けるでしょう。
以上、好奇心のままに。
