トム・ハーディーとノオミ・ラパス共演ですから、期待度が上がります。
トム・ハーディーは寡黙だけれど、何か残虐性を秘めた人物を好演しています。
映画のテンポはやたらゆっくりで、ディテールを積み重ねていきます。
やや勿体ぶりすぎの嫌いがありますが、そこはハーディー、上手く緊張感を維持していきます。
一度犯罪に手を染めてしまった人間は、どんなことをしても逃れられず、逆に深くはまりこんでしまうという救いのない物語です。
そんな主人公に知らず知らずに惹かれていく、薄幸な女性をラパスが演じています。
観客は話の流れから、ハーディーの本性に薄々気付くのですが、その正体をいつ現すのか、今か今かと待つのですが、結局最後まで引っ張って行かれてしまいます。
共演陣もいい演技をしています。
犯罪ものの小品ですが、緊張感のあるサスペンス仕立てです。
★★★★☆