たぶん一番理解できないのが、仕切りでしょう。
両手を着付いて、勝負が始まるかと思いきや、何度も繰り返す。
何の意味があるの??
ぼくが子供のときも分かりませんでした。
実は、これが相撲の面白さだと気付くのには、相当な「大人度」が必要になってきます。
もしこれが土俵上に二人が下からせり上がってきて、顔を見合わせた途端に勝負が始まったとしたら、どんなにつまらなくなることか。
もちろん仕切りの間に、力士は相手の調子を観察し、取り組みの作戦を練るのです。
それより何より、観客が二人の力士が次第に紅潮していく様を眺め、肉体の美しさを観賞するとともに、今日の勝負を予想するのです。
ぼくは、大相撲を「様式美」と捉えています。
相撲という一連の所作全てが調和していて美しいのです。
・・・・・・・
さて、この相撲の醍醐味をどうやって英語で伝えるべきか、困り果ててしまいます。
・・・つづく。