無人機等を使って、いくら自軍の犠牲者を減らそうとしても、出血は止まりません。
最後のテロップで、「イラクとアフガニスタンからの復員兵5人に1人がPTSD、約20万人がホームレス、1日につき22人が自殺を図っている」と表示されます。
その復員兵をシャイア・ラブーフが演じるところに期待しました。
彼はトランスフォーマーシリーズで知られていますが、ぼくは【New York, I Love You】での彼の演技に惹き付けられました。
繊細な内面を持つ青年役で輝きを放ちます。
復員兵役は彼にうってつけでしょう。
期待に違わぬ演技でしたが、構成を懲りすぎて失敗したと言えるでしょう。
夫婦との絆、息子との関わり、戦友の死、帰国後のPTSD発症など、お決まりの設定で描かれますが、核戦争後の荒廃したシーンでの開始は、観客をあれっ?っと思わせます。
アイデアとしては良いのですが、ちょっと奇抜すぎでしたね。
彼の演技力からすれば、こんな演出は却って邪魔なだけ。
せっかく芸達者のゲイリー・オールドマンを軍医役で獲得したのだから、もっと心理劇仕立てにしたほうが良かった。
★★★☆☆