モーリシャスってどこ? | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、モーリシャスの貨物船座礁事故。

若い頃、船乗りをしたことがあるので、興味があります。

先ずモーリシャスってどこ?


7月26日に商船三井が運航する貨物船「WAKASHIO 」がモーリシャスの沖合で座礁し、今月6日に船尾にある燃料タンクの一つが損傷して重油が流出したということです。

ここで間違えてはいけないこと、「タンカーではなく貨物船」であること。

油流失と聞くと、すぐ原油タンカーと勘違いしてしまいます。

「船内に残っていた燃料油は約4000㌧(重油約3800㌧、軽油約200㌧)。約1180㌧の重油を積んでいた右舷側の燃料タンクの一つに亀裂が生じ、推計で約1000㌧の重油が流出した。他の燃料タンクに破損は確認されていない。」

これでも分かるように、「燃料」の重油の内の約1/4の約1000㌧が流失したのです。

あくまで現在ですから、今後の流失はあり得ます。

原油による環境汚染というと、すぐに思い浮かぶのが1989年3月24日原因エクソン・ヴァルディーズ号の座礁です。

あのときは1080万USガロン=40,882,447リットル≒36,800トンですから比較になりません。

ついでに言うと、2018年1月6日に奄美大島沖で中国の貨物船とイランの石油タンカーが衝突事故を起こし11万1000トンの原油が流失しています。


エクソンの事故の3倍の量の汚染なのに、何故か報道されていません。

気になるのが、保険ですが、加入していると言っています。

今回のケースは、商船三井が引き起こした事故と思われますが、違うんですね。

長鋪汽船が所有して乗組員を手配し運行している船舶を商船三井がチャーターしているんですね。

ですから、事故の責任は長鋪汽船なのです。

ちょっと分かりにくい?

観光バスを所有して運転手を手配しているのが長鋪汽船。

観光客を手配する旅行会社が商船三井。

今回は、観光客は乗っていなかったと思えばいいのです。

保険は事故原因が究明されないと下りませんので、詳しいことは分かりません。

ただ、乗組員には日本人は一人もいません。

「インド人、スリランカ人、フィリピン人の乗組員20人が乗船していたが、全員無事に救助され人的被害はなかった。貨物は積載していなかった。」とあります。

明治時代、日本は海運国であるべしとして、国策で「優秀な」船員を養成していたのは遠い昔なんです。

じゃあ、油が流出する船舶の事故はどれくらいあるのか?

「1970 年代において流出量が700t を越える比較的規模の大きい油流出事故の発生件数は年平均 25.2 件であったのに対し,2000年代に入ってからは年平均 3.6 件である。流出量ベースで見ても 1970 年代の年平均油流出量は314,200t であるのに対し,2000 年代は年平均24,000t であり,その減少は明らかである。」とありますので、語弊のある言い方ですが、今回の事故はありふれた事故の一つです。


そりゃあ、モーリシャスは大変ですよ。

騒ぎますよ。

日本の大手である商船三井を追い詰めますよ。

繰り返しますが、奄美沖の事故で日本政府は全く騒ぎませんでしたよね。

相手が中国とイランだったから?