社会主義という新しい社会制度の大実験が始まり、そして1991年にソビエト連邦共産党の解散をもって崩壊しました。
74年間の実験は失敗しました。
しかし、当初の理想は間違っていたとは言えないでしょう。
貧富のない社会、国民全体が等しく豊かになろうとした目的そのものが間違っているはずがありません。
目指したのは「大きな政府」です。
政府に大きな権限を与え、その指導のもと、無駄のない合理的な計画経済を推進すれば国民の生活全体が底上げされるはずだ。
語弊があるでしょうが、共産主義とは国民に「バカになれ」という政策です。
中国は、未だに共産主義という実験を続けています。
方向転換というより、修正案として、「競争原理」を取り入れたのです。
これは共産主義とは全く相反する原理です。
しかし、競争自体を党がコントロールすればいいと、上手い方便を見つけたのです。
ロシア人と違って、中国人のほうが柔軟だったということでしょう。
云わば、国民は「多少賢くてもいいよ」という政策でしょう。
表面的には、この修正案は上手くいっています。
国民も、党を信頼しきっているわけではないけど、今が幸せならいいやと考え始めたのです。
端から見れば、中国は共産主義に拘るがために、ずいぶん危なっかしい綱渡りをしているように映ります。
でも、よく考えてみると、この綱渡りを可能にしているのは、ネットだということに気付くはずです。
もしソ連が、ネットが全国民に行き渡るまで持ちこたえていたなら、崩壊せずに生き残っていた可能性が高いとぼくは思うのです。
今回のcovid-19は、ネットと共産主義について考えるための多くの示唆を与えてくれます。
・・・たぶん、続く。