世界史として習うのがペスト(黒死病)。14世紀のヨーロッパだけで全人口の1/4~1/3にあたる2500万人が死亡しました。
それより強烈なのが、1918年に流行したのがスペイン風邪。世界で4000万人以上が死亡しました。
記憶にあるのが、2002年のSARS。この医学が発達した中で9ヶ月で患者数8093人のうち774人が死亡したのですから、死亡率としては驚異的でした。
この他に、結核、マラリア、エイズ、エボラなど、数えきれません。
人類は常に感染症の脅威に晒されているといえますね。
今回のcovid-19で考えさせられた問題のひとつに、「移動の速さ」vs「情報の速さ」があります。
スペイン風邪が流行した時代に、現代の移動手段を持っていたなら、もっと悲惨な事態になっていたでしょう。
逆に、現代の情報の速さを持っていたら、もっと被害を防げた可能性があるのです。
前世紀までの感染症と決定的に違うのは、移動と情報の速さなのです。
今回、ぼくらは全世界にウィルスが蔓延するそのスピードを目の当たりにしたのです。
もし、中国が春節を例年通りに実行していたら、日本はこんな程度じゃ済まなかったはずです。
そういう意味で、ちょっとだけツイていたのです。
一方、語弊はありますが、この程度に封じ込めつつあるのは、情報の早さのお陰です。
結論は簡単です。
これからの感染症対策において、最も重要な鍵は「正確な情報の共有」なのです。
今回のcovid-19では、象徴的な出来事がありました。
武漢市の眼科医だった李文亮氏(享年34歳)です。
彼はネットで12/30に警鐘を鳴らした人物です。
彼のその後の経過はご存じの通りです。
ぼくが注目し感心するのは、彼の言うことを正しく理解したのは中国市民だったことです。
彼らは、中国当局の発表はウソだと最初から見抜いていたのです。
中国政府が正しく理解すべきは、いくら隠しても国民にはバレているという事実です。
これは中国政府に限った教訓ではありません。
歴史に「if」はありません。
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今回のcovid-19の中に光明を見いだせるとしたら、早い段階で正確な情報を発することが出来れば、今後の人類にとって感染症はそれほどの驚異にはならないということです。