・・・・・・・っということで、イヤァ~~面白かった。
ハズレ続きの中で、ようやく掘り出し物を見つけた気分。
インドがイギリスの支配から独立するドタバタを描いています。
ドタバタといっても真面目な作品です。
歴史好きには必見。
インド独立といっても、パキスタンも同時に独立したんですよね。
予備知識としては、インドはヒンドゥー教、パキスタンはイスラム教と単純ですが、よく考えてみたら両宗教が混在する地域に国境線を引くなんて、とんでもない難事ですよね。
歴史ドラマと平行して、宗教が異なる男女の恋を絡めて描きますが、このメロドラマが、骨太なテーマの邪魔だとする意見もあるでしょう。
しかし、ガンディーが、政治家は「愛」を過小評価し過ぎているという台詞と合致していることを見逃してはなりません。
そういう細かいところの作り込みが、ちゃんと出来ている。
インド人女性監督ならではの細やかさが好ましい。
よくもまあこんな中身の濃い物語を、1時間46分という短い上映時間に納めたと感心します。
史実を正確に再現した映画と思って見ては間違います。
どちらかというと、エンターテイメント作品としての仕上がりといっていいでしょう。
しかし、歴史のポイントは全く外していない。
イギリスの狡猾さが、やはりここでも発揮されていたと知るのです。
マウントバッテン卿の人物描写も計算されて描かれている。
特に彼の妻を演じたジュリアン・アンダーソンの役割が良かった。
夫よりも政治家としての資質が高いところが面白い。
ガンディーも、ネールも、ジンナー(ムスリム独立派)の人物描写も素晴らしい。
マウントバッテンの娘も、料理人も、盲目の親父も、ヒロインを娘だと偽って連れてきたお婆さんも、主人公の友人も、恋敵も・・・皆良かった。
久々に、誉め言葉ばっかり。(^_^ゞ
人で溢れ反っているインドを久々に思い出しました。
★★★★★