マシュー・マコノヒーが、腕は良いけどちょっとヤンチャな弁護士をのびのびと演じています。
ストーリーはかなりヒネっています。
金持ちのボンボンが娼婦から傷害罪で訴えられ、マコノヒーを指名します。
その理由は、短期間でも絶対に収監されたくないから。
完全無実を勝ち取るのが条件。
要するに、司法取引は嫌なのね。
この辺のプロットは知的で、法廷劇として手慣れた展開を見せます。
主題は、無実の容疑者に、死刑判決を避けるために嘘の自白をさせて良いかという難しい問いです。
無期懲役でも、15年耐えれば出所出来るのがアメリカの常識らしい。
ストーリーにいろんなアイデアを絡ませ、且つテンポを保とうとしたため、重いテーマが霞んでしまったところが欠点。
犯人が、前回は刺し殺したのに、今回は殺さなかった理由が説明不足。
知的なストーリーですが、各所でほころびも目立つ。
まあ、テンポ良く、マコノヒーが気持ち良く演技しているので良しとしましょう。(^^)/
今回は辛めの採点。
☆☆☆★★