ノルウェー【ヒトラーに屈しなかった国王】、デンマーク【エイプリル・ソルジャー】の次はフィンランドです。
1939年10月~1940年3月にフィンランドとソ連の間で戦われた【冬戦争】です。
ノルウェーとデンマークはドイツにあっさり降伏しましたが、フィンランドはソ連と戦う選択をしました。
背景は独ソ不可侵条約の締結です。
ドイツがノルウェーとデンマークを取り、ソ連はバルト三国とフィンランド+スウェーデンを取るという取引ですね。
もちろん国土拡張と天然資源を狙ったもので、バルト三国を簡単に手中に納めたソ連は、フィンランドも簡単に片付くとスターリンはタカをくくっていたのです。
法外な領土割譲を要求したのですが、おっとどっこいフィンランドは飲まなかったのです。
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映画は3時間以上の超大作です。
フィンランドの国威発揚、愛国心を煽る映画です。
そういう映画はツマランというのが定説ですが、この映画もその例外になり得ていません。
同じ村から徴兵された小隊の物語ですが、名前に馴染みがないので顔が区別できない。
次々と戦死していくのだけど、感情移入がぜんぜん出来ない。
映像は無駄なシーンが多く、あと1時間は短縮可能なはず。
塹壕戦になるのだけど、やたら砲弾が炸裂するばかりを延々と流すので、いくら迫力のあるシーンでも飽きてしまう。
国威がかかっていますから、爆薬は使い放題。
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フィンランドの映画は「不思議ちゃん」なのは、【過去のない男】を見て知っていますが、やはり本作も膨大な資金を投じた割にはメリハリのない仕上がり。
フィンランドに手出しすると、火傷しますぜと世界にアピールするだけが目的か?
敵を542人殺害したシモヘイヘもこの戦いに参加しているので、期待していましたが出演はありませんでした。(^_^ゞ
あと、映画の中で「内戦」のことに触れた台詞が出てきたので調べたら、第一次世界大戦でロシアに革命が起き、ソ連が誕生したのを期にフィンランドが(ロシアから)独立したときに起きた内戦のことでした。
このとき資本主義(白軍)と共産主義(赤軍)に国内が二分して起きた内戦です。
結局、白軍が勝利しましたが、冬戦争の原因になっています。
映画では冬戦争でフィンランドが勝利したように描かれていますが、多くの領土をソ連に割譲するという妥協で成立した停戦だったのです。
このあとフィンランドは割譲した地域を奪還しますが、現在はロシアの領土となっています。
ロシアは日本とだけではなく、卑劣なやり口で他国の領土を略奪しているのですね。
映画の出来はイマイチですが、歴史を知る上でとても役に立ちます。
努力賞の意味を込めて、甘めの採点です。
☆☆☆★★