・・・・・・・っということで、WHO(世界保健機関)事務局長テドロス・アダノム氏の評判が悪い。
何故なら、中国寄りの発言を繰り返しているからである。
一例として、「中国はよくやっている。他の国のために一生懸命やっている。心から感謝しています」など。
尻馬に乗って、ネット上でこの人をボロクソに言う人たちが散見される。
そこで、ぼくには「ちっと待てよ」という内なる声がする。
氏はエチオピア出身である。
もちろん外観はアフリカ人そのものである。
しかし、彼を批判する人は、中国にゴマするだけの人物が、WHOのトップになるか?という疑問を持たないのだろうか?
調べてみたら、堂々たる経歴である。
その道の博士であることはもちろん、エチオピアの保健省を勤め、外務大臣まで経験している。
ぼくは、この外務大臣という経歴に着目してしまうのである。
中国の情報公開の遅れ、共産党独特の情報操作および不正確性は明らかな中国側の落ち度である。
だが、それを「今」批判して何の役に立つのか?
逆におだてて中国のやる気を引き出したほうが、「今は」得策ではないだろうか?
世間が何と言おうと、それを実行させるしかないではないか。
ここに、彼の持つ「外交センス」を感じ取れないだろうか?
「一帯一路」構想の「モデル国家」と称賛されているエチオピアである。
中国との癒着を指摘するのは簡単だ。
彼の腹の底は、そうかもしれない。
だが、そうであっても全くコロナウィルス対策にとって害ではないだろう。
ネットで彼を安易に批判する連中に言いたい。
君たちは、アフリカの後進国、黒人というだけでメガネを曇らせてはいないかと。
無論、彼の肩を持つつもりはないが、かといって軽々しく彼を批判する気にもなれない。