・・・・・・・っということで、ヴィクトリア女王がインド人の召し使いを重用したのは史実です。
だからといって、この映画が史実に忠実かというとそれは違います。
では、描きたかったのは何か?
権力者の孤独でしょう。
権力者に群がってくるおべっか使いどもの賎しさでしょう。
イギリス人の鼻持ちならない尊大さでしょう。
人種に対する根深い差別意識でしょう。
しかし、そんなもの描いて何の役に立つのでしょう?
ぼくが汲み取ったのは、お互いの文化へのリスペクトの重要性です。
この映画をより楽しむためには、イギリス王室の知識が必要でしょう。
以下は、イギリス人にとっては常識の部分です。
ヴィクトリアの夫はアルバート(ドイツ系)で、女王に尽くした出来た夫です。
早く夫を亡くし、女王は喪服を着て過ごしました。
息子はバーティの愛称で呼ばれたエドワード7世。
映画の中でも女王に疎んじられた通り、女好きでやんちゃな人物でしたが、王になってからは本領を発揮し、皆から好かれました。
次の王は息子のジョージ5世。
伝記を読みましたが、従弟のニコライ2世と瓜二つだったことくらいしか記憶に残っていません。(^^ゞ
そのあとを継いだのが長男のエドワード8世。
シンプソン夫人のために王位を放棄したことで有名ですね。
思いがけず王位を継ぐ羽目になった次男のジョージ6世。
吃音症で、【英国王のスピーチ】で一躍知られるようになりましたね。
そして、その長女がいまのエリザベス2世となります。
インドのコルカタにある、ヴィクトリア記念堂に行ったことがありますが、彼女の訪問を記念したものと勘違いしていました。
女王の死後に建てられたものでした。
いま、やんちゃなヘンリー王子が世間を騒がせていますが、この血筋ならさもありなんと思いませんか?(^ω^)
☆☆☆★★