「Global Gender Gap Report 2020」という調査レポートです。
下記の4項目での調査結果です。
*Economic Participation and Opportunity
*Educational Attainment
*Political Empowerment
*Health and Survival
各国の順位は・・・
1 Iceland 0.877
2 Norway 0.842
3 Finland 0.832
4 Sweden 0.820
5 Nicaragua 0.804
6 New Zealand 0.799
7 Ireland 0.79
8 Spain 0.795
9 Rwanda 0.791
10 Germany 0.787
15 France 0.781
19 Canada 0.772
21 United Kingdom 0.767
53 United States 0.724
76 Italy 0.707
81 Russian Federation 0.706
106 China 0.676
121 Japan 0.652
ンナナ何と、日本は121位ですよ。
バイキングの子孫が作った偏見に満ちたデータかなと思わないでもありませんが、East Asia and the Pacificに限って順位を見れば・・・
1New Zealand
2Philippines
3Lao PDR
4Australia
5Singapore
6Thailand
7Mongolia
8Indonesia
9Viet Nam
10Cambodia
11Brunei Darussalam
12Fiji
13Malaysia
14China
15Korea, Rep.
16Myanmar
17Timor-leste
18Japan
19Vanuatu
20Papua New Guinea
モンゴルや韓国より下位なんて信じられます?
いったい日本の何が影響しているかを見てみると・・・
逆に教育と医療を受ける機会は男女対等で、世界でもトップクラスです。
データの根拠、信頼性については全く知る由はありませんが、日本人として感覚的に解るのは、女性の殆どが高学歴であることです。
高学歴があっても、企業における待遇には(給与、地位、仕事の質)全然プラスにならないという事実。
さてさて、これを改善して、上位にランクされるにはどうすればいいのか?
殆どの場合、これは女性が差別されているからだと分析されます。
このデータを発表した組織も、そう結論付けたいのでしょう。
果たして日本男性は、女性に対して差別的なのでしょうか?
他国と比べて、日本は最悪の職場環境なのでしょうか?
確かに女性議員の数が極端に少ない上、閣僚になってもイマイチ安定していません。
これをもって、日本女性は政治に無関心あるいは、政治家への道が閉ざされていると結論付けていいのでしょうか?
ジャーナリストの女性が上司にレイプされたと訴え、勝訴しました。
海外からも強い興味を示され、このデータの通りやっぱり日本は遅れているんだと、格好の餌食になっています。
はっきり言って、このデータは異常です。
しかし、何でそうなるのか、答えを見つけるのは日本人しかありません。
職場環境で言えば、男性だって同じ原因が潜んでいるとぼくは思います。
単なるセクハラ、男尊女卑の伝統だけではないと思います。
高学歴の女性が発言しないのは、ひょっとして、この環境に居心地の良さを見いだしているのかも知れないという考え方だってあるでしょう。
ぼくが思うに、日本の価値観と主に西洋の価値観の間に、大きな乖離があるのが原因ではないかと。
このデータは、明らかに西洋の価値観に基づいて評価されています。
どちらの価値観が優れているとは言いません。
こんなデータを出された以上、ぼくらなりに考える良いチャンスと捉えるべきだと思いますよ。