想像力のない人々 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、定年退職後、ほんのわずかな期間ですが、ビルの管理人を経験しました。

既に書いたことですが、もう一度書きます。

・・・・・・・

管理人室の壁に、火災の警告を含むコントロールパネルが据え付けられていました。

スイッチとランプだらけで立派な代物でした。

ところが、誰も機能を知りませんでした。

信じられないでしょうが、いま警報が鳴ったらどう対処すればいいのか、誰も考えていなかったのです。

操作がなければ、自動で消防署に連絡が行き、自動で避難放送が流れる仕組みでした。(それさえ知らなかった。)

警報が鳴る毎に消防車が駆けつけてきたら迷惑なので、とりあえず警報スイッチを切って、マイクで放送する。

そこまでしか申し送りされてこなかったのです。

火元の確認は?

一人勤務のときは?

警報が鳴った階の電話番号は?

各階の防災担当の携帯番号は?

夜間のときは?

確認するために階段をかけ上がる時間は?

警報器の位置、消火栓、消火器の位置は?

火災が起きる可能性が高い場所は?

避難放送のために管理人室に駆け戻る時間は?

地元消防署に出動依頼するときの電話番号は?

・・・・・・・

携帯電話に全部登録しましたよ。

そして、実際に階段を駆け上がり下って、かかる時間をストップウォッチで計測しましたよ。

火災警報盤のマニュアルを読みましたよ。

設定が解らないので、メーカーから説明に来てもらいましたよ。

・・・・・・・

そのビルはバブルのときに建ったので、30年近く経過していました。

毎年、実際に報知器を鳴らして火災訓練を実施しています。

ところが、実際に火災が起きたときの脳内シミュレーションを、誰もしていなかったのです。

火災に限らず、防災には「想像力」が不可欠です。

想像力を働かせ、実際に身を動かしてみなければ、訓練など役に立ちません。

・・・・・・・

たぶん間違いないでしょうが、日本のビルの殆どが同じようにお粗末なものでしょう。

手持ちの消火器を下げて現場に駆けていく警備員の光景を、ありありと思い描くことができます。

首里城再建の寄付を募るなんざ、100年早いワ。(ーー;)