・・・・・・・っということで、リュック・ベッソンが自ら監督したSF映画。
最近はプロデューサーに徹していて、一時は監督引退宣言をしたこともあります。
【5thエレメント】と設定は殆ど同じなので、どれくらい進化(?)しているかに興味がありました。
5thでは着ぐるみでしたが、今回は完全CGに進化しています。
CGもCG、テンコ盛りのCGです。
明らかに【アバター】の影響が強く感じられます。
この作品の一番良いところは最初の部分(だけ?)です。
現在地球の衛星軌道を周回中の宇宙ステーションISSがだんだん継ぎ足され、大きくなって、ついには地球に重力の影響を及ぼすくらい巨大化したので、仕方なく宇宙に放出し、物語はその宇宙ステーションが舞台です。
この発想は素晴らしい。
場面は、ユートピアのような星で暮らす人間そっくりの生物に切り替わります。
これが全部CG。
まるっきりアバターの二番煎じです。
そのあと、主役の若い男女が登場するのですが、男優が大人なのに子供っぽい。
まず、このキャスト選定が失敗。
存在が軽すぎる。
お相手の女優は人気モデルらしく、眉がぶっ太く、個性的な容貌なので見ていられる。
男女の絡みも、ディズニー的。
そして、最大の失敗はストーリーに筋が通っていない。
クライブ・オーウェン演じる将軍が悪役で、ユートピアの星を破壊した張本人なのに、その意図が全く描かれていない。
戦闘中に偶然破壊しただけである。
全然悪じゃない。
憎めない悪役って何なの?
こういう基本的な筋が通っていない。
5thの時も感じたのだが、ベッソンはこの程度か?
結局、自ら作った【ニキータ】と【レオン】の壁を超えられていない。
最後の楽しみは、最新CG技術をふんだんに使った目まぐるしいアクションだけ。
ところが、【スター・ウォーズ】と何ら違いが感じられないシーンの連続。
既視感しか残らない。
この映画の制作費は、ナンと200億円だそうです。
過去フランスでの最高額の2倍以上をつぎ込んだとのこと。
案の定、興行的に大失敗したそうです。
でも、中国マネーのお陰で、収支はトントン。
中国サマサマ。
ベッソンはこの中国マネーに目が眩んだのでしょうね。(^ω^)
★★☆☆☆