高校野球に根性を求めるのは止そう | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、現役の頃、ある社長と知り合いました。

彼は、かつての高校野球児で、甲子園常連校のピッチャーをしていました。

控えめに言っても、プロでも通用する逸材だったそうです。

ところが、入部したときから先輩に目を付けられ潰されたそうです。

先輩から無理な投球練習を強要され、肩を壊してしまいました。

壊れると分かっていても断らなかったそうです。

向こうっ気の強さというより、彼の美学だったのでしょう。

名門校であるがゆえの、そういった陰湿な後輩潰しは、他校でも横行していたようです。



どこかの高校野球の監督が、エースの投球数が蓄積されていたため、大事を取って、県の決勝戦に登板させなかったそうです。

その結果かどうか知りませんが、大差で負けてしまったらしい。

その話を聞いて、この社長の話を思い出しました。


高校球児だったら誰でも甲子園に出場したい。

だが、体を壊すのと引き換えに出場する価値はない。

先発→中継ぎ→クローザーを前提に、高校野球を構築し直してよい時期だろう。

高校野球に「根性」を求める大人の責任だろう。

子供たちは素直だから、肩を壊しても根性を見せるのである。

それは明らかに間違っている。