【奉教人の死】 | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

【奉教人の死】
芥川龍之介著
任天堂DS文学全集

何といってもこの作品の圧巻は、
少年の「ろおれんぞ」が、「しめおん」のうなじを抱き、喘ぐやうに「私が悪かつた。許して下されい」と囁く場面である。
読者は、この謝る意味が掴めない。
色々な解釈を、作者自身も提示するが、はっきり分からない。

ところが、少年と思っていた「ろおれんぞ」が実は、女であったことが、最後の最後に判明する。

読者はここで、ヤラレタッと思うのである。

私は、このうなじを抱いて囁く場面がとてもなまめかしく、思い出すたびに、自分の首筋がくすぐったくなる。