・・・・・・・っということで、トランプ大頭領が、ツイッターで安易に発信することに抵抗感を覚えてしまうのです。
仮にもアメリカの大頭領ですよ、言葉の重みが格段に違う。
そのときの思い付きや気分次第で発信してもらっては困るのです。
そこで思い出したのが故佐藤栄作首相の会見。
会見場に集まった記者たちを追い出し、カメラに向かって一人演説したのです。
1972年の出来事です。
追い出した理由が、マスコミが真実を伝えないからだというもの。
あれから約半世紀、トランプ氏はマスコミをフェイクニュースだと決めつけます。
ウゥ~ン、その気持ち、分からんでもない。
ぼくも昔、ある事件の現場に居合わせたことがあったのですが、新聞はデタラメ書きますもんね。
じゃあ、自分に都合の悪いニュースはフェイクなのか?
そうであるならば、都合のよいニュースは真実でなければならない。
人心を操ろうとする下心があれば、それこそフェイクニュースではないのか。
トランプ氏が発するツイッターにそういう下心が無いなんて、誰が信じるだろうか。
気持ちは分かる。
魂胆も分かる。
が、ツイッターが大頭領に相応しい発信ツールだとは思えないのです。