・・・・・・・っということで、NHKBSでセラピー犬の番組をやっていました。
犬の持つその場の雰囲気を理解する能力、癒す力、人間の心を読む力の不思議さを取り上げていました。
人間からすれば不思議な能力なんだろうけど、犬としては当たり前のことなんでしょうね。
番組ではその謎を解明するために、MRIで脳の活動を調べたり、実験によって犬の人間の表情を読む力を調べたり。
ぼくはそれらを見ながら思いました。
ああ、やっぱり人間は言葉によって理解したがるんだなぁと。
結局、それらの実験結果を論文にして発表するんでしょ?
そして、理解した(分かった)気になるんですね。
人間は言葉によって進歩してきました。
でも、逆に言葉が理解の妨げになっていることに気付くべきではないでしょうか?
人間と犬の心の繋がりを「謎」と言ったり、「特別な本能」と言ったり、仕舞いには「テレパシー」と言ったり。
何でもかんでも言葉をこじつけようとします。
でも、犬にとっては言葉は要りません。
分かるから分かる、通じるから通じるのです。
それで良いじゃない。
人間もかつてはそういう能力を持っていたし、いまも持っているのでしょう。
ただ、それを言葉が邪魔をしているのかも知れませんね。