東洋の出番だ | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、老子は押しも押されぬ「哲学者」です。

しかし、西洋の哲学者とは大分違いますね。

どこが?

仏陀は押しも押されぬ仏教という宗教の「開祖」です。

しかし、イエスやムハンマドとは大分違いますね。

どこが?


同じ哲学とか宗教なのに、根本的なところで何か違う。

それは、東洋と西洋の違いでしょう。

西洋は論理的なのです。

それと異なり東洋は理屈じゃありません。


老子は「道=tao」を説きます。

しかし、老子自身も言っているとおり、それは仮の名で、名付けようもないものです。

名付けた途端、それはそれじゃなくなる。

しかし、それは存在し、世の全ての事象を司っている。


西洋はそんなことでは納得できない。

あくまでも論理的に説明しようとする。

説明する手段は「言葉」以外ないはず。

そして説明するために沢山の新しい言葉を創作するのです。


だが、東洋は早い段階で言葉を見捨てる。

本当の真理とか神は、言葉では説明できないと知っているからだ。

だから、手がかりになるヒントを与える、暗示を与える。

あとは各自で考えるしかない。

各自が悟るしかない。


本来はキリスト教もそうだった。

だが、ひとたびキリスト教が(ローマ人から)ゲルマン系の手に渡った途端、彼らは論理的に考えだす。

彼らにとって理解とは、論理的に理解する以外、受け入れられないからだ。

かくてキリスト教の価値観を持つ西洋の論理が世界の正義となる。

そして世界は行き詰まる。

・・・・・・・

さあ、今こそ東洋の出番だ。(^^)/