スリランカという国 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、ぼくは1984年、スリランカのコロンボで1年ほど仕事をしていました。

その頃のコロンボは首都とは思えない、まるで一漁村といってもいいくらい小さな町でした。

当時の一番高級なホテルといえばオベロイホテルで、唯一そこのロビーが文化的な雰囲気を味わえる場所でした。

そのホテルに宿泊していたわけではありませんが、よくそこにたむろしていたものです。


約20年後にコロンボを再訪してみて驚きました。

高層ビルがニョキニョキ建っていて、高級なホテルがあちこちに出来ていたのです。

その発展ぶりは同じ町だとは信じられないくらいでした。


ぼくがいた頃は、仏教徒で人口では多数派のシンハラ人と、北部のヒンドゥー教のタミル人が血を血で洗う凄惨な内戦が起きている真っ最中でした。

彼らはとても爆弾を作るのが上手い。

当時も事務所前で仕掛け爆弾が爆発しました。

朝の出勤前だったので目撃していませんが、見た人の話では体の一部が散らばっていたそうです。


スリランカの人たちはとても穏やかで、いつもニコニコしています。

仏教徒なので、殺生はしません。

よく言われているのですが、彼らは腕に蚊が止まってもけっして叩こうとしません。

手のひらで扇いで追い払うだけです。

最初は疑いましたが、本当なのです。


そんなスリランカの人たちが、内戦になると途端に残虐な人間に豹変する。

テレビで放映されていたのですが、バスの乗客を下ろし、道端に並べて皆殺しにした現場の映像が流れていました。

蚊は殺さないけれど、人間は殺すのかよ?・・・とそのとき思いました。


出張で一番最初にスリランカを訪れたとき、こんな平和な国があるのかと一発で気に入ってしまいました。

ところが、スリランカに長く住めば住むほど、彼らのことが好きではなくなってしまうのです。

一部の人間、それも身分が高い人間ほど、裏表があるのです。

ニコニコして実に親日的に振舞いますが、裏ではブラックメール(脅迫/報復)が飛び交っています。

現地で長く仕事をしている企業ほど、このブラックメールに警戒しています。

機密を漏らすな、行動を読まれるな、証拠を残すななどなど注意を喚起されます。


スリランカ人の持つ、この二面性は極端なので、気を付けなければなりません。

表面では蚊を殺さないのに、裏ではブラックメール社会なのです。

尤も、観光旅行で訪れる分には、それほど心配する必要はありません。


あと、彼らは差別社会でもあるのです。

それは、スリランカが過去においてオランダとイギリスの植民地であったことが大きな影響を与えていると思います。

肌の色も白く、黒髪ではない西洋人の風貌をした人がいるのです。

彼らはバーガーと呼ばれる、オランダと現地人の混血なのです。

中にはビックリするほどの美人やハンサムな人がいますが、ものすごい差別を受けています。


いまはどうなのか知りませんが、少数派のタミル人が経済を握っている点も問題ですね。



そんなスリランカで200人以上の犠牲者を出す爆弾事件が起きました。

以前の内戦は民族紛争で、今回は宗教紛争だとTVで解説していますが、ぼくはそんなに単純な原因ではないと見ています。


(追記)

オベロイホテルは現在シナモングランドコロンボという名前に変わっていて、今回の爆破被害に遭っていました。