・・・・・・・っということで、松阪を早朝に発って伊賀に向かいました。
日本100名城のひとつ伊賀城です。
伊賀上野で伊賀線に乗り換えると、列車1両全部が外国人の団体客に占領されている状態でした。
中国人、西洋人も混じってワイワイ大盛り上がりです。
添乗員の日本人が流暢な英語で彼らを煽っています。
彼らの目的は、ニンジャです。
伊賀城のある上野市は、忍者で町興しに突き進んでいるようです。
あちこちがニンジャの看板やモニュメントで溢れかえっています。
電車の車掌も駅員も、公園の係員も怪しげなニンジャの法被を羽織っています。
伊賀は、信長と争ったりとか、家康が命からがら抜けて行ったとか、諜報活動に忍者が利用されたりとか、歴史的な役割を果たした地方だとは分かりますが、忍者はあくまで脇役、ガイジンが盛り上がるようなデフォルメされた姿には興味ないっす。(^_^;)
家康が天下を取ったあと、藤堂高虎が今治城から移って城を強化したようです。
本能寺の変のとき、家康が逃げた道があるくらいだから、大阪から東に抜ける要路のひとつだったのでしょう。
ですから、西側が強化された造りになっています。
本丸が完成前に台風が来て崩壊したそうです。
しかし、結局、完成されないまま明治を迎えています。
今ある天守閣は、昭和になって金持ちの代議士が私財を投げうって建設されたものだそうです。
スッゲェ~金持ちですね。
鉄筋コンクリートではなく木造に拘ったそうです。
しかし、外観はコンクリートライクなのはどうしてでしょうね。(^_^;)
ここの見所は天守閣ではなく石垣です。
きちんと堀が取り囲み、そこからそびえ立つ石垣の高さを見ると、戦意が萎えてしまうでしょう。
日本一二の高さと謳っていますので、丸亀城と競いあっているのでしょうか。
見学時間をたっぷり取ってあったのですが、あっという間に見終わってしまいました。
イチオシの忍者屋敷には全く興味がないですからね。(^^ゞ