カミさんの叔父が亡くなり、遺産相続のために必要な書類を揃えるためである。
叔父には息子がいるのに相続を拒否したので、カミさん姉妹に権利が回ってきたのである。
それを聞いて、正直なところシメシメとぼくは思った。
しかし、85歳を過ぎるまで生きた男が残したのは、たったの30万円足らずであった。
ハッキリ言って手続きだけでもメンドクサイ。
誰もが相続を放棄するわけである。
弁護士が困り果てて、泣き付いてきたのである、とにかく相続してくれと。
ニコニコ叔父さんと娘があだ名をつけたくらい、調子の良い男であった。
ところが、ギャンブルに狂い、妻子を残して他の女に走り、最後は困り果てて親戚中に借金を借りては踏み倒すという札付きのロクでなしだと亡くなったあとに聞いた。
カミさんに、長生きしたのに残った財産がたったこれだけとは、ナンとも侘しい人生だったねというと、
残しただけでも大したものだワ。私なら死ぬ前に全部使うね。
・・・・っと言ったのでした。(@_@)