読書感想【歴史の読み解き方】 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・っということで、磯田道史の書いた本。

磯田氏はNHKの「英雄たちの選択」で知ったのだけど、あれよあれよというまに有名人になっちゃいましたね。
遅ればせながら図書館で彼の著作を借りようとしたら、殆ど借りられていました。(^^ゞ

残っていた数少ない一冊がこれ。
寄せ集めで、内容に統一性はない。
歴史のトリビアに近い。

現代の日本人の特質とされる性質は江戸時代に形成されたというのは何となく分かるので、もうちょっと関連本を読んでみたくなった。
戦国時代と江戸時代では主従関係が根本のところで違っていたのは常識だろうが、再認識させられた。

彼の書きかたは面白い。
学者でありながら好奇心丸出しにし続けているのが好感を持たれる所以だろう。
古書をスラスラ読める特技があって、誰にも負けないという自信を隠していない、

本来なら埋もれてしまう才能なのだろうが、こういう歴史ヲタクが若いときから注目されるようになることは、日本にとって喜ばしいことだと思う。

今後の活躍を期待したい。