今を生きる | so what(だから何なんだ)

so what(だから何なんだ)

人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、人間は言葉を使って物に名を付け、名を付けたところで分かった気になっていると、ここで何度も書きました。

初めに言葉ありきですね。^m^

その言葉を見ていくと、全てが対になっています。

例えなくとも分かるとおり、黒と白、明暗、善悪、天地、前後・・・・・そして、生と死。

まあ、そこまではいいのですが、その境目は何だろうと考えました。

明確な境目ってあるの????・・・です。

・・・・・・・・

このあいだ、ムン・ジェインとキム・ジョンウンが両国の国境をまたぎましたよね。

なんか、地面にあるかまぼこ型に膨らんだ線でしたね。

一本の細い線ではなく、かなりの幅がありましたね。

じゃあ、本当の境目はどうだろうと考えたら、そりゃぁ38度線だよと答えるでしょう?

すると、38度線の幅はどれくらいと考えると、限りなくゼロに近い線だと答えるしかありません。

線なのに幅がない。

・・・・・・・・

明と暗の境目なんか難しいですね。

天と地の境目もいい加減。

後ろと前もいい加減。

さらに善と悪となると、さらに難しくなる。

しかし、善と悪はこの世に確実に存在する。

 

生と死については切実な問題ですよね。

 

何時をもって死とするんでしょうね。


・・・・・・・・

時間についてもそうです。

未来と過去の境界線は特殊で、「現在」という名前がちゃんと付いています。

しかし、どこまでが過去でどこからが未来か分かりません。

そう、現在とは現在でしかあり得なく、その幅は限りなくゼロに近いのです。

しかし、ぼくらはこのゼロの幅の中で生きているんです。

 

不思議ですよね。


この世の中の【今】が全部そこに詰まっているのです。

限りない薄さで無限に広がっているのです。

およそ生き物は全て【今を生きる】しかないのです。

なのに、人間だけは今(=現在)にかなりの幅があるように勘違いしているんですね。