・・・・・・・っということで、これは自分自身の経験であまりにも生々しくて書きづらい。
実のところ、朝鮮人の彼女と付き合っていたことがある。
ぼくは偏見を持たずに生きたいと常々願っている。
そんなぼくなのに、結果的に彼女が朝鮮人であることが最大の理由になって別れてしまった。
彼女の両親は二人とも朝鮮出身であったが、日本の国籍を取っているので、日本で生まれた彼女はもちろん日本人である。
最初、ぼくはそのことを知らなかった。
可愛い子だったが、背が低かった。
ぼくはまあまあ高いほうだから、凸凹カップルだろう。
名の知れた私立大学を出ていて、頭の回転がやたら速く、いわゆる才女だった。
特に文学に通じていて、英語はペラペラだった。
会話にはユーモアがあり、話していて飽きることがなかった。
一発で好きになり、2度目に会ったときに深い仲になった。
・・・・・・・あぁ~書きづらい。(^^ゞ
彼女を知る者から早く別れたほうがいいよとのアドバイスもあった。
彼女はぼくと結婚することを望んでいたのは明らかだった。
ぼくも彼女のことが好きだった。
でも、かなり早い段階で結婚はないナと感じていた。
なぜだろう?
やはり最大のネックは朝鮮人であることだろう。
ぼくの両親からは大反対されることは間違いなかった。
イヤイヤ、それは理由付けとしては弱すぎる。
正直に言えば、ぼく自身の朝鮮人に対する偏見だろう。
・・・・・・・
直接聞かなくても、彼女の男性遍歴が豊富だったのは感じた。
その理由がぼくには判った。
出自など気にしない男と早く結婚してしまいたいとの焦りが彼女になかったはずはない。
しかし、一方で惚れやすいという性分が彼女の根本にあったことも間違いない。
何しろ一度好きになったら、突き進むのである。
その情熱にしばしば圧倒されたものである。
これは、日本人とは異なる血がなせる業としか言えないだろう。
朝鮮人の両親を持つことで、彼女がつらい目に遭わなかったはずはないこともまた確かなことだろう。
・・・・・・・
結局別れた。
・・・っと言うより、ぼくは彼女にフラれた。(^o^)/
彼女に翻弄されっぱなしだった。
正直、彼女が去って行ってホッとした。
彼女という人格を形成した要素はとても多いことはもちろんだろう。
その中で朝鮮人という要素はとても大きな影響を与えたはずだ。
他人に対しても、そして彼女自身に対してもだ。
・・・・・・・
後日談。
別れてから一度だけ彼女とすれ違ったことがある。
ぼくは二人の娘を連れて三人で電車に乗っていた。
彼女はぼくにすぐに気づいた。
大胆にも、ぼくの隣に腰掛けた。
ああ、同じ香水だ。
でも、ぼくは気づかないフリをして無視した。
話すことなど何があるというのだろうか。
さらに、数十年後彼女の消息を聞いた。
塾の教師をしたあと、今は府中に住んで文章校正の仕事をしているとのこと。
彼女が結婚したと聞いてぼくは心底うれしかった。