2018年問題 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、2018年問題って知っていました?

代表的なのが次の2つです。


1)18歳になる人口が減少して多くの大学が経営難に陥る。

2)非正規社員が同じ会社に5年以上勤務したら、本人の希望により無期労働契約を結ばなければならない。


まず、1)から。

若年層の人口はずっと以前から減少していたのだけれど、逆に大学の数は増えていました。

どうしてそんなことがおきるかというと、大学進学希望者は増えていたからです。

このブログでも何度か触れましたが、猫も杓子も大学に行く時代なんですね。

ところが、100%大学に進学したとしても大学のキャパはそれを上回るのが2018年からなんです。

要するに供給過剰。

人口というのは未来を確実に予想できるデータなのですね。


2)については、雇用が生涯保証されるので、派遣社員やパートなどに就いている人たちには安心して働けるという善意の法改正ですね。

・・・ホントかい?

2018年からこの制度が適用されるので、各企業は対抗策を迫られています。

抜け穴があって5年到達前にいったん解雇して、6ヶ月のクーリング期間を設けたあとは、またゼロカウントになるのです。


・・・・・・・

一見何の関係もない二つの2018年問題ですが、共通の問題があるように思えて仕方ありません。

せっかく大学を出ても、一発勝負の入社選考に落ちたら、不本意な会社に一生縛られるってことなんですよね。

共通するのは若い人を大事にしていないってこと。

 

若者の将来なんて考えていない。


普通の思考回路の持ち主なら、日本の将来のためにこれから若い人を大事にしなきゃって考えるはずなんだけどね。


いやいや違うよ、オットドッコイこれだけ大事にされていない若者は、逆にしっかり育っているんだよという意見もあるかな?