・・・・・・・っということで、限りなく文学作品に近い映画。
小説で描けること描けないこと。
同じく、映画で描けること描けないこと。
この映画は、限りなく文学に歩み寄って、読書後のような印象を映画で与えることに成功したといえるでしょう。
映画でできることといえば、映像の圧倒的な力でしょう。
しかし、映像は読者の自由な想像力を邪魔してしまうという欠点があります。
この映画は、なんてことない風景、なんてことない人々、なんてことないせりふを積み重ねていくだけで、まるで本を読みながら自由に発想する気分ととても似た体験をさせられます。
そういう意味で、映画の新しい手法を産みだしたといえるでしょう。
137分の長尺ですが、脚本の巧みさに目を離すことができなくなります。
主演のケーシー・アフレックはベン・アフレックの弟だそうですが、アカデミー主演男優賞の受賞に値する演技をしています。
読書が好きな人にはぜひ見ていただきたい映画です。