・・・・・・・っということで、四万十川上流から四万十市に抜けるとき、カーナビにとんでもないルートを走らされました。
その名は国道439号線。
入った途端イヤな予感がしました。
入り口からしてすれ違えない狭さだったのです。
そのうち広くなるだろう。
なんたって、「国道」だもの。
ところが行けども行けども、道幅は広くならない。
この時点で、方向転換不可能。
フツーこのような山道の一車線道路は途中に所々、すれ違い用の広く路幅を取ったところを設けてありますよね。
そんなもんありゃしない。
もう、進むっきゃない。
最後まで付き合おうと決心します。
ところが、道はどんどん上り坂のクネクネ道になるばかり。
しかも、路面には緑色の苔が覆っています。
どんどん山は深くなるばかりで、密林が日光をさえぎり、薄暗くなっていきます。
もう、祈るしかありません。
どぉ~か対向車が来ませんよーに。<(_ _)>
国道というより林道。
しかし、ぼくもいくつか林道を走りましたが、どの林道もコレより酷くはなかった。
無神論者のぼくも、流石に神に祈りましたよ。本気で。
悪夢ならはやく覚めてくれぇ~~~~~~~~~~~
片側は深い谷。
落ちたら、命はありません。
延々と拷問のような時間が続きます。
所々落下した枝や石ころがあって、メインテナンスされていないことが分かります。
もし、対向車に出会ったら・・・・・・・
どちらが後退するか、モメることは必至でしょう。
相手が、ヤクザな若造だったらどうしよう?
そこで、考えました。
「この先は落石で通行止めですよ。ぼくは引き返してきたのです。」と嘘をつこう。
そうすれば、相手は否応なしにバックするしかない。
そうだ、そうしよう。
結論を言えば、一台も出会いませんでした。
1時間近く走ったにもかかわらず。
もう、奇跡が起きたというしかないでしょう。
やっぱり、神は存在したのです。
いくら文章で書いても伝わらないでしょう?
Youtubeで調べたら、出るわ出るわ。
業界では【酷道439号線(ヨサク)】として有名だったのです。
日本三大酷道の一つというではないですか。
この動画はバイクですから楽なもんです。
乗用車で迷い込んだら、命はないですよ。
この歳になって、一生忘れられないトラウマを抱え込んでしまいました。(ーー;)
高知県知事殿、早急に閉鎖するか一方通行にしてください。