【アラビアのロレンスを求めて】読書感想 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
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・・・・・・っということで、読書感想。

現在の中東の不安定を招いたイギリスの三枚舌外交の原点が分かって面白かったですよ。

私も映画【アラビアのロレンス】を見て中東の砂漠にロマンを掻き立てられたクチの一人です。

2年間イラクで生活したというのも、この映画抜きには考えられません。

知恵の七柱も読みました。中野好夫の本も読みました。

映画も含め、ロレンスにはなにか「胡散臭い」面があることは薄々気付いていました。

彼は作られた英雄ではないかという疑問です。

その疑問をこの本によって、白日の元にさらけ出されてしまいました。

胡散臭い所があるからこそロマンなのです。

正直ガッカリしました。

世界史に興味ある人は、ヨーロッパからの視点によって書かれていないか常に身構える習慣を身に着けているものです。

ロレンス像はそのヨーロッパ式洗脳の典型です。

著者はロレンス像にアラブ側の視点が欠けていることを丁寧に説明していきます。

その結果、アラブ側に立ち過ぎたきらいも無きにしも非ず。

しかし、自分もハマってしまったロレンスが持つ魅力を客観的に伝えようとする努力には好感が持てます。

世界史は日本人に書かせるに限るとの意を一層強くしました。

彼を解く鍵としてのキーワード「ペダンチック」と「アンビヴァレント」という単語を覚えました。