・・・・・・っということで、オヤジに会ってきました。
いつものように2週間ぶりの再会です。
足が萎えてしまい、掴まり立ちもできません。
・・・・そう、掴まり立ち。
お子さんをお持ちの人なら、我が子が掴まり立ちが出来た時点で、その飛躍的な進歩に感動したことを思い出すでしょう。
ある親は、写真に撮るでしょう。
ある親は、ビデオのファインダーの中で我が子の雄姿に興奮することでしょう。
・・・・・・
だけれども、同じ掴まり立ちでも、ぼくのオヤジは赤ん坊とは正反対の歩みをするのです。
そう、オヤジは元気です。
オヤジは掴まり立ちが出来なくなり、
歩くどころか、ベッドにその体を横たえるしか選択肢はないのです。
・・・・・・
TVのリモコンが使えなくなり、
携帯電話の操作が分からなくなり、
耳が聞こえなくなり、
本を読む気力もなくなり、
・・・・・・そして、
オムツ
・・・・・・
こうやって弱っていくオヤジに対し、人ホーム側は定期的に介護計画の見直しを定期的に作成しします。
掴まり立ちが出来なくなったので、トイレには2人必要になります。
だから、ベッドで寝たままでの処置をしたいとぼくに了解を求めてきます。
・・・・・・
これは安易に了承出来ん。
それって寝たきりと同義だろう。
2人かかろうが、親父にはトイレで用を足して欲しい。
頑張れオヤジ。