【ビザンツ帝国史】 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・っということで、オスマントルコが滅ぼしたビザンツ帝国を知らないと片手落ちになるだろうと思って読んだ本。

薄いのに、まあなんとも読みにくい本だろう。
翻訳者が悪いのか、自分が悪いのか、
翻訳本は語学力ばかりではなく、翻訳者の専門知識(今回は歴史)が必要だが、その点この訳者に不足はないはずだがどうしてだろう。
忠実に訳すあまり、一度自分自身の言葉に変換するのが上手くいっていないようだ。

さらに、ヨーロッパ人の読者はビザンツ帝国史は常識との前提で書かれているので、余計に読みづらいのかも知れない。

ビザンツ帝国は、長時間かけて滅びていっただけで、興味の対象になりにくいのは事実だと思う。
実はとても魅力があるのだと著者は書いているが、この本からはその魅力が感じられなかった。
ほとんど知らないことばかりが書かれていたが、そこに生きた人々が実体として感じられなかった。

やはり、この薄い一冊にまとめるには、無理なのだろう。
かといってビザンツ史を詳細に分厚い本にまとめても、そこから得られる教訓は少ないのかも知れない。
何といっても、スターがいないのだから。

とはいえ、ローマ帝国の末裔がコンスタンチノープルに帝都を移したことによって、ギリシャ帝国化していく過程は興味が持てた。
逆に言えば、博学な著者だからこそ、この少ないページ数で良くまとめれたといえるかも知れない。