・・・・・・っということで、ぼくの母親が「私が旅行に行くのはやっぱり自然より人間の作ったもののほうがイイわ」と言った。
案外気になる言葉じゃなかろうか。
旅行に行く人の目的を大きく分けると3つだとぼくは考えている。
1.自然を見に行く
2.人間の作ったものを見に行く
3.人間を見に行く
・・・どうだろうか?
1.は簡単。
イグアスの滝とか、グランドキャニオンなんかがその例。
説明の余地なしでしょ。
2.は、建物がすぐに連想できる。
ヨーロッパの旅は殆ど教会建築見学の旅といってもいいくらい。
でも、もう少し意味が広がる。
人間の創ったものは建築物に限らない。
音楽、絵画を始めとする芸術も含まれる。
さらに、歴史。
ぼくにとってはこれがいちばん興味がある。
そして、文化。
これは旅行目的のメインになりにくいかもしれないが、とても重要な要素。
食べ物、習慣、衣装など。
それらは、民族としてのアイデンティティーそのものといっていい。
3.これを目的に旅行する人は日本人には少数派だろう。
対象とちょっと距離を置いて観光するのが旅行のスタイルだからだ。
だが、現地人の中に一歩踏み込んで交流をすることは、旅の醍醐味といっていい。
もちろん深く入り込むには言語という壁があって、達成は難しい。
観光客相手の商売人、ちょっと道を聞くだけの住民、あるいは嫌な思いをさせらられる詐欺師からさえも、その国を構成する人間を知ることが出来る。
もちろん、どれを目的に旅行しても構わない。
これらの要素が一度に味わえるのが旅行というものである。
出来るだけオープンマインドに、好奇心を広く持って旅行しようじゃないか。