・・・・・・っということで、見終わったときはマアマアの出来だなっ・・・てな感じ。
いままでの映画で様々な宇宙人が出てきたけれど、ポールはかなりユニークだ。
コメディー映画だから、様々な笑いが用意されている。
お馬鹿な笑い、ブラックな笑い、知的な笑い・・・
ああ面白かったで終わっても十分出来の良い映画であるといえよう。
だが、イギリス人二人が脚本と主演を受け持っているということは、それだけで終わらないはずである。
ポールは何を意味しているのか?
極めてアメリカン的で下品で、冗談好きで、社交的で、大麻を吸っている。
そう、肩の力が抜けているのである。
一方、彼が遭遇する地球人は、それぞれ何か肩に力が入っている。
宇宙人の目から見れば、滑稽なはずだ。
実は彼は透明になったり、治癒能力があったり、宇宙の真理まで知っている。
しかし、あまりひけらかさず謙虚なのである。
決して争そわない。
等身大の人間のようだが、じつは偉大な人間、じゃなかった宇宙人なのである。
アメリカ人がある程度成功しかけたけれどいまは失ってしまったもの、
あるいは、人類があるべき姿をポールに託しているのである。