・・・・・・っということで、映画【タイピスト】を観てタイピストを思い出した。
ぼくが入社した38年前はタイピストという職業が存在していました。
オフィスにはビジネス専門学校を卒業した二人の女性がいて、それこそ目にも留まらぬ速さでタイプを打っていました。
もちろんブラインドタッチで、新入社員のぼくはスッゲェなぁ~~と感心したものです。
二人とも美人で、その話をしだすと本筋からズレてしまうので止めておきます。^m^
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当時は海外のプロジェクトに入札する書類作成が多く、彼女たちは深夜までタイプを打ち続けていたものです。
当時のタイプは修正液とか修正テープでミスした字を訂正していたものです。
スペルミスくらいは何とか直せるのですが、大きく添削すると、全部のページを何枚も打ち直さなければなりません。
そのときの上司は鬼のような性格で、打ちあがった書類を見て平気で打ち直しを命じていました。
ぼくなんか、それを見てそのくらいイイじゃないかとか、そんなら最初から最終版を渡せよとか、彼女らが気の毒に思ったものです。
それでも彼女らは文句も言わず深夜まで仕事をし、タクシーで帰っていました。
ぼくのような下っ端社員は何度事務所に泊まったことか。
彼女たちが使っていたひざ掛けに包まって、ソファーに寝たものです。
妄想に浸りながらね。(^^ゞ
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最初はオリベッティーの電動タイプライターでしたが、時代が進みIBMのボール型に変わりました。
あの動きって、カッコいいんですよね。
でもアームが絡まないだけで、基本的には性能は同じでした。
ところが、ブラザーが液晶にある程度センテンスを予め表示し、打ち出す前に修正が加えられるタイプが出てきたんですね。
女の子たちは会社にそれを買ってくれと懇願しましたが彼女たちの願いは叶いませんでした。
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そして、あるときついにワープロが登場したのです。
ゼロックスを導入したのですが、脇机くらいの大きさで、レンタル料が月十数万だったと思います。
驚くなかれ英語のワープロで、スペルチェック機能なんてなしですよ。
モニターに文字が映り、プリントアウトできるのです。
そして何より、フロッピーディスクに保存できたのです。
もちろん修正作業なんかヘェ~ッチャラ。
大進歩も大進歩。
もう彼女たちが深夜残業することもなくなりました。
それでもぼくらはあい変らず彼女たちのひざ掛けに包まってオフィスで寝ることは続いていましたがね。
面白半分でいじっていたワープロなのに、いつの間にか自分たちで打たなきゃならなくなってしまったのです。
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そして、このようにぼくも否応なしにブラインドタッチを覚えてしまった。
当時袖机大のワープロは、それより何億倍も性能のいいパソコンとなってぼくのひざの上に乗っかっています。
そして、タイピストという職業は世の中から消えてしまったのです。
彼女たちとの想い出がよみがえってきて、なんか便利だけれどもツマらん世の中になったと感じざるを得ないのです。