・・・・・・っということで、NHK BSの「地球大進化 46億年・奇跡の旅」はとても興味深い番組でした。
今日は最終回で、ネアンデルタール人とホモサピエンスは同じ時代を生きていたそうです。
しかし、ネアンデルタール人は2万数千年まえに絶滅してしまいました。
番組では、その原因を喉仏の位置と上顎の形の差に着目していました。
即ち、ホモサピエンスは声を操る能力が高く、その結果「言語」が発達したと分析していました。
両者の脳ミソの大きさは殆ど同じで、1.4リットルだそうです。
そこから類推すると、知能は殆ど同等で、ネアンデルタール人も火を使っていたようです。
片や絶滅、片やこのように高度な文明を築きました。
言語能力の優劣が決定的な差となったのです。
・・・・・・
この歳になってもいつも不思議でしょうがないのが、「何故自分は自分なんだろう?」ということです。
数々の生物の中、人類だけに限っても無数の「自分」が生まれるチャンスがあったのに、何故いまの自分が「自分」なんだろう・・・・って思いませんか?
この世の中を見る視点は「自分」から離れることはなく、死ぬと同時に永遠に失われてしまいます。
不思議で不思議で、考え出したら夜も眠れません。
・・・・・・
ところが、この番組を見て何かヒントを掴むことができました。
それは、「自分」という自覚そのものに原因があるのではないかと。
自分というものを自覚するには、「自分」という「言葉」でしか認識できないのではないでしょうか。
ネアンデルタール人は豊富な言葉を持っていなかったとすると、彼らは「自分」を自覚できていたでしょうか?
ぼくの不幸、いや人類の不幸は「自分」というものを自覚してしまったから、「死」という言葉jも自覚せざるを得なかった。
自分を自覚したのだから、他人も自覚し、他人の中の自分も自覚せざるを得なくなった。
すると、他人と比較して自分が不幸であるとかそうではないとか、金持ちじゃないとか、モテないとか、不細工だとか・・・・
これら、およそ人間が悩まされる全ての源が「自分」の自覚から始まっていることに気付きます。
言葉を持たない生き物は何となく自分というものは知っていても、明確には自覚できないはずです。
ですから、ぼくのように「自分とは何者か?」なんてこと考えて、眠れなくなることなんかありません。
そして、誰かさんのように、自殺を考えるようなこともありません。
毎日を必死で生きて、そしていつの間にか消え去るのです。
・・・・・・
案外、ネアンデルタール人は幸福のうちに絶滅していったのかも知れませんね。