・・・・・・っということで、いまちょうど「日米修好通商条約」のあたりを勉強中ですが、当時の日本人はものすごく世間知らずだったことが分かります。
ハリス如きに良いようにあしらわれ、不平等条約(一方的な最恵国待遇)を結んでしまいました。
治外法権も関税自主権喪失も、世間知らずだったため、その重大性に気付き修正するまで53年もかかっています。
これによる貿易でで、あっという間に大量の金を失い、物価上昇を招いてしまい、結果的に幕府の崩壊に拍車をかけることになりました。
長年続いた鎖国により、世間知らずになっていたからでしょう。
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今の日本人は情報通になり、もう昔のように騙されることは少なくなったことでしょう。
ところがこんな時代なのに、まだまだ世間知らずの面が残っているような気がしてなりません。
それはいま問題になっている「安全保障」の問題です。
国民が【安保関連法案】について十分に説明されていないとクレームしているのは、普段からそのことを考えてこなかった証拠じゃないかと思うのです。
その原因は【憲法第9条】にあるんじゃないでしょうか。
日本人ほど戦争に懲りている人種はいません。
あんな戦争にはもう巻き込まれたくないから戦争を放棄した。
もう懲り懲りだ。
憲法9条を受け入れることによって、安全保障問題について思考を停止したんじゃないですか?
いわば、この問題を避けるために心を鎖国状態にしたのです。
だからこそ、安倍政権がこの問題を突き付けたとき、頭で考えられなくなった。
これが説明が十分でないと感じる理由じゃないでしょうか。
これではいくら時間があっても足りない。
70年間鎖国状態だったのですから。
国民ばかりじゃありません、野党も、にわかに沸いて出てきた憲法学者達も、マスコミも同様です。
ネット時代になって、何でも知っていると勘違いしがちです。
ところが、情報の洪水で本当に大事なことを見逃している危険性を常に意識しておかなければならない。
これこそ、歴史が教えていることじゃないでしょうか。