・・・・・・っということで、新国立競技場の問題で建築家の安藤氏が会見を開きましたね。
実に面白い。
強いて教訓を上げれば2点あると思います。
1)責任者不在
2)デザイナーと構造屋
まず1)から。
安藤氏はデザイン選定の責任者ですよね。
でも、建設費のことは知らんという。
設計条件が1300億円以内という枠がかかっていたにも関わらず。
選ぶまでが契約で、どうしてそんなに増えたのか、逆に自分が知りたいとはあまりにも無責任。
でも、彼が嘘をついているように見えないのが高名なる建築家の人徳なのでしょう。
たぶん、日本式の性善説に基づく曖昧な契約の成せるわざで、外国から見たらこのやり取りは笑いの種でしょうね。
それよりも、このなり行きを見て、日本は太平洋戦争に突き進んでいったあの時代と、何ら変わっていないなぁ~とつくづく思うのです。
責任者不在のまま、なし崩しに進んでいって取り返しの付かない結果になる。
これは、日本人が持つ致命的な欠陥でしょう。
でも、唯一救いがあるのは、いま国民がブレーキをかけようとしていること。
ネット社会の恩恵でしょう。
次に2)の問題。
建築家と呼ばれる人種には二種類あって、デザイナーと構造屋に別れます。
注目を浴びるのはデザイナーであって、有名建築家といえばこちらの人種です。
もちろん、圧倒的に収入は上です。
突拍子もない彼等のデザインを現実のものにするのが構造屋です。
安藤氏が金額に疎い(?)のはこのためで、仕方のないことです。
更に困ったことに、デザイナーという人種はやたらプライドが高いんです。
何たって芸術家ですから、普段から持ち上げるだけ持ち上げられている。
ぼくが経験した建築家は例外なく鼻持ちならない連中でした。
まあ、その世界はそうでなければ渡っていけないので、仕方のない側面もあるのですがね。
ですから、建築家同士、決して相手のことを良く言わない。
TVにゲストで出ている建築家の話も、話半分に聞いておかなければなりませんね。
ここで安倍さんがリーダーシップを発揮して、総工費を1300億円以内に納めたら、株が一気に上がりまっせ。(°∀°)b
それでもとんでもなく高いけどね。