・・・・・・っということで、TVの池上彰氏の番組で、『酒鬼薔薇聖斗事件』を取り上げていた。
当時14歳だった犯人が32歳になったいま、事件の回顧本を出版したそうだ。
少年Aという名前で・・・
いろいろ意見が出ていたけれど、池上氏にしてはちょっと物足りないまとめであった。
ぼくが感じたのは、「死者の人権」という問題。
調べてみたら、日本の法律には「死者の人権」という概念はないことが分かった。
要するに、死に損なのである。
例えば交通事故で一方が死んだ場合、遺族への保障金額は保険会社との交渉になる。
生き残ったほうが相手の過失を主張すれば、余程のことがない限りどんどん保障金額は削られる。
要するに死人に口なし、生きていたほうが絶対に有利なのである。
・・・・・・
今回の出版で、遺族の怒りはよく分かる。
だが、一番可愛そうなのは、殺された本人たちではないだろうか。
犯人である少年Aの人権は守られ、殺された側の人権は一切考慮されないのである。
大いなる不条理を感じる。